慢性上咽頭炎に漢方は効く?Bスポット療法で治らない理由とおすすめ処方

慢性上咽頭炎に漢方は効く?Bスポット療法で治らない理由とおすすめ処方

慢性上咽頭炎に漢方は効く?Bスポット療法で治らない理由とおすすめ処方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

Q1:耳鼻咽喉科でツムラの漢方薬を保険適用で処方してもらえますか?
A1:はい、可能です。多くの耳鼻咽喉科や内科で、ツムラやクラシエなどの医療用漢方エキス製剤は健康保険適用で処方されます。医師に対して「喉の異物感が取れないため半夏厚朴湯を試したい」「炎症と後鼻漏が辛いので小柴胡湯加桔梗石膏を併用したい」と具体的に相談することで、スムーズに処方を受けられるケースが増えています。ただし、漢方に精通していない医師の場合は処方に消極的なこともあるため、日本東洋医学会専門医が在籍する耳鼻科や漢方外来を探すのが確実です。

Q2:漢方薬を飲み始めてからどのくらいで効果が現れますか?
A2:喉の違和感や精神的緊張に対する半夏厚朴湯、あるいは強い痛みを抑える小柴胡湯加桔梗石膏などの場合、早い人では服用開始から3〜7日程度で自覚症状の緩和を実感します。一方で、慢性的な粘膜の肥厚、長年の後鼻漏体質の改善(荊芥連翹湯や辛夷清肺湯など)には組織の代謝サイクルが必要となるため、最低でも1ヶ月〜3ヶ月の継続服用を目安とするのが一般的です。

Q3:漢方薬を飲めば、Bスポット療法(EAT)は一切受けなくても完治しますか?
A3:軽度〜中等度の慢性上咽頭炎であれば、漢方薬の服用と適切なセルフケア(鼻うがい・保温)のみで十分に寛解・完治に至る症例は多数存在します。しかし、粘膜が著しく肥厚し、強い静脈うっ血が固定化している重症例では、EAT治療による物理的な擦過を数回〜十数回組み合わせた方が、治癒までの圧倒的な時間短縮に繋がります。「漢方薬だけで治す」と意固地にならず、病態の重症度に合わせて柔軟に併用を検討することが推奨されます。

Q4:市販の葛根湯や麦門冬湯は慢性上咽頭炎に効果がありますか?
A4:風邪の初期に飲む「葛根湯」は、上咽頭炎が急性増悪して寒気や首筋のこわばりがある極く初期には有用ですが、長期化した慢性炎症を治す薬ではありません。また、「麦門冬湯」は喉や気管支が乾燥して激しい空咳が出る場合には粘膜を潤す効果がありますが、ネバネバした黄色い後鼻漏があるときに服用すると、体内の水分を余計に滞らせて分泌物を増やしてしまうリスクがあります。自己判断で選ばず、証(体質・病態)に合わせた処方を選ぶことが重要です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。