Q1:ぶつけた記憶がまったくないのに足や腕に青あざが増えています。何かの病気でしょうか?
A1:外傷の自覚がないにもかかわらず多発する場合、加齢に伴う毛細血管の脆弱化(老人性紫斑)のほか、血小板の減少(特発性血小板減少性紫斑病など)、血液凝固因子の異常、あるいは服用中の抗血栓薬(アスピリンやワルファリンなど)の作用が疑われます。押しても消えない紫斑が複数箇所にある場合や、下肢に点状の赤い斑点が無数に広がる場合は、速やかに血液内科または内科で血算および凝固能の血液検査を受けてください。
Q2:できてしまった青あざを数日後のイベントまでに早く消す裏技はありますか?
A2:一度血管外に漏れ出た血液(ヘモグロビン)が体内に再吸収される速度には生化学的な限界があり、数日で完全に消滅させる医学的裏技は存在しません。受傷後48時間以降に患部を温めて血行を促進することや、ヘパリン類似物質の外用薬を塗布することで代謝を後押しすることは可能です。即座に目立たなくする必要がある場合は、黄色やオレンジ色のコントロールカラー(コンシーラー)を用いたメディカルメイクアップで補正するのが最も現実的かつ有効な手段です。
Q3:皮膚科と整形外科、内科のどこを受診すべきか迷っています。
A3:打撲や転倒、捻挫といった「明らかな外傷」に起因し、関節や骨の痛みを伴う場合は「整形外科」が適しています。一方で、外傷の記憶がなく全身にアザができる、歯ぐきや鼻からの出血を伴うといった全身性・内因性の疑いがある場合は「血液内科」または「一般内科」を受診してください。紫斑に明らかな盛り上がり(隆起)や強いかゆみ、皮膚の潰瘍を伴う場合は、血管炎などを視野に「皮膚科」への受診が推奨されます。