ナスの水やり頻度は毎日でいい?猛暑を乗り切る枯らさない見極め術

ナスの水やり頻度は毎日でいい?猛暑を乗り切る枯らさない見極め術

ナスの水やり頻度は毎日でいい?猛暑を乗り切る枯らさない見極め術について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

「ナスの水やり頻度は毎日でいいのか」という疑問に対する農業工学的な回答は、「栽培環境と天候によって毎日どころか1日2回必要な場合もあれば、数日間完全に断水すべき局面もある」となります。一律に「毎朝1回」とスケジュール化してしまうことこそが、家庭菜園ナス水やりにおける最大の失敗原因です。

ナスは旺盛に葉を展開し、大きな果実を実らせるため、野菜類の中でも蒸散量が極めて多い作物です。盛夏期に成長した成株では、1株あたり1日に2リットルから3リットル以上もの水分を大気中へ放出します。しかし、土壌中の水分保持能力を超えて水を与え続けると、土の隙間を満たしていた空気が完全に追い出され、土壌環境が嫌気状態(酸欠)へと陥ります。

植物の根は水分を吸い上げるだけでなく、活発に呼吸を行ってエネルギーを生成しています。土中酸素濃度が低下すると、根の先端にある繊細な「根毛」が数日で窒息死し、結果として水分を吸い上げることができなくなります。つまり、「水を与えすぎているのに、根が壊死しているために地上部へ水を送れず、乾燥して萎れる」という皮肉な逆転現象が発生するわけです。ネット上で散見される「萎れたらとにかく水を足す」というアドバイスを盲信すると、瀕死の根に最後の一撃を加える結果となります。

山田 真由
著者

山田 真由

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