購入者が最も気にする「ジャンボとミニはどっちが当たるのか」という命題に対し、数学的な期待値と還元率の観点からアプローチしてみましょう。
日本の宝くじは「当せん金付証票法」により、売上総額に対する当せん金の割合(還元率)が50%未満と定められています。実際の宝くじの還元率の計算を行うと、本家ジャンボもミニもおおむね45%〜46%前後で推移しており、1枚300円を購入した際の期待値(理論上の平均リターン)は約135円〜140円程度と、数値上の大きな隔たりはありません。
しかし、「当たる実感」という体感確率においては明確な差が生じます。本家ジャンボは1等の超巨額賞金に資金配分が大きく偏っているため、末等以外の当せんを掴むハードルが高くなります。対してジャンボミニの当たる確率と期待値の構造を見ると、1等賞金を抑える代わりに中間等級(10万円〜100万円単位)の本数が手厚く配分される傾向があります。「何かしらの手応えを得たい」「数千万円クラスの当せんを現実的に引き寄せたい」と考える層にとって、ミニのほうが圧倒的に有利な選択肢となる理由はここにあります。