市場には優れた復刻ブランドによるレプリカも多く流通しています。復刻とレプリカの違いを本物(オリジナル)と見分けるポイントは、綿糸のエイジングと生地の風合いにあります。半世紀以上の時を経て油分が抜け、カサついた独特のドライタッチや、自然に退色した色合いは、最新のユーズド加工技術をもってしても完全に再現することは困難です。タグのフォントのわずかなブレや縫製糸のピッチ、裏毛のループ形状の不均一さにもオリジナルの特徴が現れます。
購入時に最も注意すべきトラップがヴィンテージスウェットのサイズ感です。当時のコットン100%素材は乾燥機や長年の洗濯によって著しく縮んでおり、タグ表記が「L」であっても実寸は現代の「S〜M」相当、着丈が50cm台前半まで縮んでいるケースが多々あります。
身幅に対して着丈が極端に短い「ボックスシルエット」になるため、購入時は表記サイズを過信せず、「身幅・着丈・裄丈の実寸」を必ず測定して自身の体型にフィットするか確認することが鉄則です。