日本中が注目する中で誕生した沙也加さんは、父・神田正輝さんと母・松田聖子さんというビッグカップルのもと、幼少期から大きなスポットライトを浴びて育ちました。トップアイドルとして多忙を極める聖子さんでしたが、沙也加さんの学校行事には欠かさず手作りのお弁当を用意するなど、母親としての愛情を惜しみなく注いでいたエピソードは広く知られています。
思春期を迎えると、「松田聖子の娘」という巨大な看板に対するプレッシャーや自立心を巡り、一時的に距離を置いた時期もありました。しかし、それは沙也加さんがひとりの表現者として自立するために不可欠な葛藤でした。後年、大人になったふたりは洋服の貸し借りを楽しんだり、深夜まで語り合ったりするほどの抜群の仲の良さを取り戻し、母娘であり最高の親友、そして表現の相談相手としての強い絆を再構築していったのです。