改めて振り返ると、谷亮子氏が打ち立てた柔道界の成績と経歴は、世界のスポーツ史に刻まれる圧倒的な金字塔です。1992年のバルセロナオリンピックに高校生で出場し銀メダルを獲得して以来、5大会連続でメダルを獲得するという偉業を成し遂げました。
「田村でも金、谷でも金」「最高で金、最低でも金」といった数々の名言とともに挑んだ舞台での戦績は、まさに圧巻の一言に尽きます。
【オリンピックにおける主な戦績】 ・1992年 バルセロナ:銀メダル(48kg級) ・1996年 アトランタ:銀メダル(48kg級) ・2000年 シドニー:金メダル(48kg級) ・2004年 アテネ:金メダル(48kg級) ・2008年 北京:銅メダル(48kg級)
世界柔道選手権大会では前人未到の7連覇(計7回優勝)を達成し、国際大会での連勝記録は84に達しました。国民的人気の火付け役となった「ヤワラちゃん」という愛称は、浦沢直樹氏の人気漫画『YAWARA!』の主人公・猪熊柔にその小柄な体格と圧倒的な強さが酷似していたことに由来します。漫画のヒロインを地で行く劇的な勝利劇は、平成のスポーツ界を象徴する象徴的な社会現象となりました。