愛子さまのご結婚問題を語る上で避けて通れないのが、永田町で断続的に行われている皇位継承問題および女性宮家創設を巡る国会議論です。現行の皇室典範第12条では「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と明確に定められており、現行法のまま民間人と結婚されれば、愛子さまは民間人となって皇室を離れることになります。
しかし、現在の皇室は皇族数の減少が深刻化しており、皇室活動の担い手が急速に失われつつあります。政府の有識者会議が取りまとめた報告書では、以下の2案が主要な選択肢として提示されています。
① 内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する(女性皇族の皇室残留・女性宮家の容認)
② 旧11宮家の男系男子を養子に迎え、皇族に復帰させる
世論調査では愛子さまを次期天皇とする「女性天皇容認論」が常に8割前後の支持を集めていますが、保守派の議員らは「男系男子による皇統継承」を絶対視する姿勢を崩していません。愛子さまがご結婚された場合、ご自身が皇室に残るのか、民間人となるのか。そして配偶者や将来のお子さまに皇族の身分が付与されるのかという法整備が決着を見ない限り、結婚という私的選択が国家制度そのものを揺るがしかねない状況が続いています。