2026年の今、街で見かけるサービスステーションに足を踏み入れると、数年前とは明らかに異なる風景が広がっている。従来のハイオクやレギュラーガソリンの計量機と並び、出力150kW級の超急速EV充電器が並び、敷地の奥には水素ステーションや新世代の着脱式バッテリー交換スタンドが整然と設置されている。
自動車メーカー各社が電動化ラインナップを拡充したことで、ドライバーが求めるエネルギーの種類は一気に多様化した。これまでのガソリン販売依存からの脱却を迫られた事業者は、複数エネルギーを一所で提供する「マルチエネルギーハブ」への転換を急いでいる。もはや車に液体燃料を注ぐだけの場所ではなく、移動体すべてのエネルギー要求に応えるプラットフォームとしての再定義が進む。