休日に10時間以上も眠り続けてしまう決定的な要因として、医学的にも注目されているのが「睡眠負債」の蓄積です。平日に削ったわずか1〜2時間の睡眠不足が借金のように積み重なり、脳のパフォーマンスを低下させます。その結果、休日に脳が強制的にシャットダウンを求めて長時間の睡眠を引き起こします。
さらに問題なのが、休日の一日中寝る生活がもたらす自律神経の乱れ(ソーシャル・ジェットラグ=社会的時差ボケ)です。休日に昼過ぎまで眠ってしまうと、体内時計を司るメラトニンの分泌リズムが狂い、日曜の夜に眠れなくなって月曜の朝に激しい倦怠感を覚える悪循環に陥ります。
「寝ても寝ても眠い」「起きた瞬間に体が鉛のように重い」と感じる場合、休日の過度な寝だめが逆に副交感神経から交感神経へのスムーズな切り替えを阻害し、だるさを増幅させている証拠です。