命を取り留めたとしても、それで終わりではない。致死率という指標には表れない「ロングコビット(後遺症)」の存在が、社会の生産性を蝕んでいる。倦怠感、脳の霧(ブレインフォグ)、呼吸困難など、多岐にわたる症状が数ヶ月、あるいは数年にわたって続く。
2026年の最新研究では、軽症で済んだ人であっても、一定の割合で後遺症が残ることが明らかになっている。これは単なる個人の健康問題にとどまらず、労働人口の減少や医療費の増大という形で、日本経済全体に重い影を落としている。死なないからといって、安全だとは決して言えないのだ。