ネット上の一部では「スルガ銀行はまだ危ないのではないか」「預けているお金が引き出せなくなるリスクはないのか」といった不安の声が時折見受けられますが、これは明確な誤解です。
まず、スルガ銀行は預金保険制度(ペイオフ)の対象金融機関であり、万が一破綻した場合でも1預金者あたり元本1,000万円までとその利息は全額保護されます。さらに、現在の自己資本比率は前述の通り12%を超えており、経営危機に陥るリスクは極めて低い水準にあります。
また、同行は業務の効率化とセキュリティ強化を推し進めており、2026年秋にはインターネットバンキングにおける外貨預金の取り扱いを終了するなど、不採算分野のスリム化を実行しました。フィッシング詐欺への注意喚起やリスクベース認証の導入など、デジタルバンキングの安全対策にも注力しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
再建が進んだ現在のスルガ銀行ですが、利用者のニーズによって向き・不向きがはっきりと分かれます。自身の利用目的に照らして客観的に判断することが重要です。
▼ スルガ銀行の利用が向いている人
- ポイ活を日常的に行っている人:dポイント支店などを活用し、口座振替や決済で効率的にポイント還元を受けたい層。
- 資産運用に夢を持たせたい人:低金利環境下で、利息に代わる特典としてジャンボ宝くじを受け取れる定期預金を好む層。
- 個人事業主・フリーランス・転職直後の人:メガバンクやネット専業銀行の機械的な住宅ローン審査で落とされたものの、事業実態や将来性を個別に評価してほしい層。
▼ 他の金融機関を検討したほうがよい人
- ネット銀行最安水準の変動金利のみを追求する人:住宅ローンの金利水準そのものは、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行などのネット専業トップ層より高めに設定されているため。
- 過去の不祥事に対して感情的な抵抗感が残る人:経営陣が一新されたとはいえ、ブランドイメージに不安を抱えたまま取引を続けるのは心理的ストレスになります。