近年の臨床研究では、ヘバーデン結節の発症と女性ホルモン(エストロゲン)の減少との間に深い関わりがあることが明らかになってきた。特に更年期を迎える40代半ば以降の女性に多発する背景には、エストロゲンが持つ「関節軟骨や滑膜を保護する作用」の低下が影響していると考えられている。
そこで世界的な研究で注目を集めているのが、大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝されることで生成される成分「エクオール」だ。エストロゲンに似た構造を持ち、体内の受容体に結合してエストロゲン様作用を発揮することが判明している。エクオールを継続的に摂取することで、手指の痛みや膨隆(腫れ)の進行が抑制されたという報告が相次いでおり、薬物療法以外の予防的アプローチとして医療現場でも関心が高まっている。