1978年、彼の運命を決定づける歴史的作品がスタートする。それが、八代将軍・徳川吉宗の若き日を描いた『暴れん坊将軍』だ。当時20代半ばだった彼は、大抜擢の形で主役に抜擢された。
町火消しの「め組」に居候する貧乏旗本の三男坊「徳田新之助」と、凛とした江戸幕府最高権力者の徳川吉宗。この二面性を鮮やかに演じ分ける姿は、瞬く間に全国の視聴者を虜にした。白馬に乗って砂浜を疾走するオープニングシーンや、豪快かつ優雅な刀さばきで悪を裁く殺陣のキレは、まさに圧巻の一言。弱きを助け悪を挫く若き吉宗の姿に、日本中のお茶の間が酔いしれた。