摘便とは?正しい看護手順や痛くないコツ、危険なリスクを徹底解説

摘便とは?正しい看護手順や痛くないコツ、危険なリスクを徹底解説

摘便とは?正しい看護手順や痛くないコツ、危険なリスクを徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

摘便とは、直腸内に滞留して自力排出が不可能になった硬い便を用手的(指)に体外へかき出す医療処置です。便秘が慢性化すると、直腸内で水分が過剰に吸収されて石のように硬小化する便塞栓(糞便塞栓)が形成されます。この状態に陥ると、腸の蠕動運動だけでは排便できず、無理にいきむことで血圧が跳ね上がったり、腸閉塞(イレウス)や重度のせん妄を引き起こしたりするリスクが高まります。これらを防ぎ、速やかに排便を図るために摘便が選択されます。

現場でよく比較されるのが「浣腸」との使い分けです。浣腸は薬液を注入して直腸を刺激し、排便反射を促す方法ですが、直腸の出口付近に巨大で硬い便塊がフタをしている場合、薬液が奥まで届かないばかりか、無理に排便反射を起こすことで激痛や腸穿孔を招く恐れがあります。そのため、まずは摘便で硬い便のフタを崩して除去し、その後に必要に応じて浣腸や座薬を併用するという判断が基本となります。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。