2001年に公開された『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』は、劇場用作品としてのスケール感を誇り、当時の特撮映画の可能性を大きく広げた金字塔である。自衛隊の全面協力によるリアルなミリタリー描写と、自衛隊開発のG4という重厚な設定は、大人の鑑賞にも堪える深いドラマを生み出した。
テレビ朝日の日曜朝枠から全国の劇場へと広まったこの熱気は、創始者石ノ森章太郎が貫いた「正義の孤独」と「人間の葛藤」を見事に映像化したものだ。この映画の成功があったからこそ、その後の平成・令和へと続くライダー映画の黄金期が築かれた。