『24時間テレビ 愛は地球を救う』がスタートしたのは1978年のこと。民間放送における挑戦的なテレビ放送事業の一環として始まったこの試みは、福祉や環境保全、災害支援を目的とした本格的なチャリティー番組として、日本のメディア史に大きな足跡を残してきた。その番組の象徴として不動の地位を築いたのが『サライ』である。
日本テレビが手掛けたこの一大プロジェクトは、単なるエンターテインメントを超え、広く社会貢献の機運を高める役割を果たしてきた。毎年、フィナーレの瞬間に『サライ』が流れると、スタジオや会場のみならず、日本中の視聴者がひとつになる感覚を共有する。番組が提示し続けた福祉支援の理念と、音楽が持つ共感の力が組み合わさることで、唯一無二の放送文化が形成されたと言える。