数々の恐怖トラップを乗り越え、屋上の最深部に到達したプレイヤーを待ち受ける「エンディングの真相」は、長年ネット上で議論の的となってきました。
最終エリアに到達した瞬間、爽快な脱出成功のファンファーレが鳴り響くかと思いきや、本作はその期待を容赦なく裏切ります。画面が激しく明滅し、これまで登場した怪奇画像が猛烈なスピードで連続再生(サブリミナル演出)された後、プレイヤー自身を嘲笑うかのような不気味なメッセージとともにゲームは強制終了・ループへと叩き落とされます。
この救いのない結末こそが、作者が意図した「一度足を踏み入れたら二度と元の平和な世界には戻れない」というテーマの具現化でした。可愛い外見に釣られて好奇心で禁忌に触れた閲覧者に対する、インターネット初期ならではの痛烈でブラックユーモアに満ちたアンチテーゼだったと言えます。