市川右團次の足跡を語る上で欠かせないのが、歌舞伎界を牽引してきた市川海老蔵との強い絆である。市川宗家を支える重要なパートナーとして、数々の大舞台を共に創り上げてきた。二人が舞台上でぶつけ合う火花散るようなエネルギーは、観客の語り草となっている。
また、松竹株式会社が推進する歌舞伎のデジタル化やデジタルアーカイブ事業、新たなファン層の開拓プロジェクトにおいても、右團次の存在感は増すばかりだ。伝統を守る閉鎖的なアプローチではなく、新しいメディアやテクノロジーを融合させて演劇文化を次世代へ繋ぐ架け橋としての役割を担っている。