皮膚科学の観点から見ると、酸化した油分や分解したアクティブ成分を皮膚に塗布することは、自ら肌荒れを招く行為に他ならない。皮膚科医の吉木伸子医師も著作やメディアで度々指摘している通り、古いコスメの使用は接触皮膚炎やバリア機能低下の直接的な原因となり得る。
特に、水分と油分が複雑にエマルジョン化されたスキンケア製品や基礎化粧品は、時間が経つと乳化状態が破壊されやすい。酸化した脂質は過酸化脂質へと変化し、毛穴の詰まりや黒ずみ、色素沈着を引き起こす。見た目が変わっていないからと安心するのは非常に危険だ。