彼女の才能が最も鋭利に光を放った瞬間として語り継がれるのが、伊藤潤二原作の怪奇ホラー映画『富江 アンリミテッド』への主演だ。メガホンをとった井口昇監督は、彼女が持つ独特の「美と恐怖の同居」を絶賛していた。
妖艶でありながら凄惨、そしてどこか孤独を抱えた「富江」という難役を、彼女は圧巻の演技力で体現してみせた。現場スタッフの証言によれば、過酷な特殊メイクや血のりにまみれる撮影現場でも一言も泣き言を言わず、役に没入していたという。後年、海外のホラー映画ファンからも高い評価を獲得したこの作品は、単なるアイドル映画の枠組みを超えた傑作として、今なお語り草となっている。