千葉県出身の世界王者といえば、東京五輪100kg級で金メダルを獲得したウルフ・アロンが記憶に新しい。東海大学付属浦安高等学校時代に培った貪欲な姿勢と絶対的な勝負強さは、現在の選手たちの大きな目標となっている。
今大会で特に注目を集めたのは、重量級の大物ルーキーだ。相手の揺さぶりに微動だにせず、豪快な払腰で本線勝利を重ねる姿は、かつてのウルフを彷彿とさせる。また、軽量級では圧倒的なスピードと切れ味鋭い小内刈りを武器とする選手が登場し、会場の耳目を集めた。
彼らの共通点は、勝負どころでの集中力の高さだ。残り時間数秒という土壇場でも焦ることなく、自分の間合いをキープして一本を狙いに行く度胸。まさに新世代のエースたちが、次なる日本代表の座を見据えて牙を研いでいる。