2010年代半ばに入ると、Twitter(現X)の急速な普及に伴い、なんJ発祥のスラングが女子中高生を中心とする若年層のタイムラインへと越境し始めます。「ドミンゴ」というプロ野球選手を知らない世代にとって、この言葉は純粋に「語感が可愛くてテンポが良いフレーズ」として受け入れられました。
その勢いを象徴したのが、「JC・JK流行語大賞2017」コトバ部門での5位選出です。プロ野球掲示板の専門用語が、女子高生たちの日常会話やプリクラの落書き、SNSのキャプションを席巻する一大トレンドへと大化けしました。
若者言葉として受容された段階で、元ネタにあった野球の文脈はほぼ完全に脱色されました。代わりに「ちょっとしたミスを可愛く報告する言葉」や「文章の語尾をリズミカルに整えるツール」として、幅広い層に親しまれるようになったのです。