事件発生から数年が経過しても有力な手がかりが得られない中、捜査は膠着状態に陥っていました。そこで徳島県警が2004年に打ち出したのが、犯罪捜査史に残る斬新な指名手配ポスター キャッチコピーでした。
白地に大きく配置された小池俊一の顔写真、そして上部に太い手書き風文字で配置された「おい、小池!」の文字。従来の指名手配ポスターといえば、被疑者の氏名、年齢、特徴を淡々と並べたお堅いレイアウトが定番でしたが、このポスターは犯人に直接語りかけるような挑発的かつ強烈なビジュアルを採用しました。徳島県警の捜査員が発案したこの試みは瞬く間にメディアで話題となり、全国的な知名度を獲得します。
さらに警察庁は、有力な情報提供に対して支払われる公費の捜査特別報奨金(懸賞金)の対象事件に指定。遺族らによる私設懸賞金と合わせて最大300万円の懸賞金が掛けられ、後には「お前、まだ逃げとんか!」といった続編ポスターも制作されるなど、官民一体となった情報提供の呼びかけが続けられました。