万全を期したつもりでも、使用した具材の水分量や調味料のメーカーごとの塩分濃度の差異によって、「炊き上がって味見をしたら薄かった」という事態は起こり得ます。ネット上では「上から醤油をドバドバ回しかけて混ぜる」という対処法が散見されますが、これは米が醤油の色で斑(まだら)になり、塩気だけが尖って失敗を悪化させる典型的なNG行動です。
炊き上がり直後に味が薄いと判明した場合は、以下のリカバリー手法を選択してください。
1. 白だし+みりんの「煮詰めタレ」を回しかける:
小鍋または耐熱容器に「白だし大さじ1、みりん小さじ1」を合わせ、電子レンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばします。これを保温状態のご飯全体に回しかけ、しゃもじで底から空気を含ませるように切るように混ぜ合わせ、蓋をして5〜10分蒸らします。均一に出汁の旨味と塩分が行き渡ります。
2. 塩昆布や刻み大葉、ごま油を合わせたアレンジ昇華:
塩昆布(大さじ1〜2程度)と白いりごまをご飯にさっくり混ぜ込むことで、昆布のグルタミン酸と適度な塩分が補われ、最初から狙ったかのような絶品アレンジご飯に変貌します。また、仕上げに少量の焦がし醤油バターを落とせば、コクのある洋風和食としても楽しめます。