劇場版シリーズにおいても、大塚明夫氏の演じるキャラクターは物語の緊張感を高める要所として機能してきました。
代表的な作品が、2009年公開の劇場版第13作『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』です。広域連続殺人事件を追うため、東京・神奈川・静岡・長野・群馬など各都県警の幹部が一堂に会する合同捜査会議のシーンにおいて、横溝参悟と重悟の兄弟が揃って登場しました。
会議室の張り詰めた空気感の中、性格の違う兄弟警部が掛け合う緊迫したやり取りを大塚氏が一人で成立させており、豪華声優陣が居並ぶ会議室シーンの中でも屈指の見どころとなっています。
また、2026年公開の劇場版第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では、弟の横溝重悟が物語のキーパーソンの一人として登場。萩原研二の姉である萩原千速(神奈川県警交通部)との関係性や、彼女を密かに気遣う男気あふれる一面が描かれ、重悟というキャラクターの新たな魅力を引き出しました。