「見た目が白い酒」という共通点から混同されがちなどぶろく、日本酒、にごり酒、そして韓国発祥のマッコリ。これらの決定的な違いは、「製造工程における濾(こ)す作業の有無」と「酒税法上の品目分類」にあります。
酒税法第3条において、清酒(日本酒)の定義には「米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」と明記されています。どれほど同じ原料を用いて仕込んでも、目の粗いザルや布を通すなどして「こす」工程が入れば「にごり酒(清酒)」となり、全く濾さずに米粒を残したまま提供すれば「どぶろく(その他の醸造酒)」となるのです。
また、韓国のマッコリは醸造過程で乳酸菌発酵を強く促し、アルコール度数を6%前後に抑えてライトに仕上げる設計が多く見られます。対照的に、どぶろくは一般的な日本酒と同等の12〜17度前後のしっかりとしたアルコール度数を持ち、米本来の糖分と酵母が生み出す重厚なボディ感が特徴です。