日本の男性平均寿命は何歳?女性より短い真相と健康寿命の格差

日本の男性平均寿命は何歳?女性より短い真相と健康寿命の格差

日本の男性平均寿命は何歳?女性より短い真相と健康寿命の格差の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

寿命に関する議論では、断片的な情報が誤った認識として広まる傾向が顕著です。ここでは取材現場で判明した代表的な2つの誤解を正します。

誤解①:「寿命が伸びているから年金受給を限界まで遅らせるのが得策」という盲点

公的年金制度の繰下げ受給により、受給開始を70歳や75歳まで遅らせれば受給額を最大84%増やせる仕組みが推奨されています。しかし、これは「健康寿命」を完全に度外視した机上の空論に陥りがちです。前述の通り、男性の健康寿命は平均72.6歳です。70歳まで受給を我慢してようやく受け取り始めた途端、重い病気で寝たきりになり、旅行や趣味に一銭も使えないまま逝去してしまっては本末転倒です。男性のリアルな生存確率と健康状態を踏まえた出口戦略が必要です。

誤解②:「太っている人ほど早死にする」の嘘と「小太り長寿説」

メタボリックシンドロームの危険性が叫ばれる一方で、高齢男性においては「痩せすぎ」の方が死亡リスクが圧倒的に高いというエビデンスが確立されています。BMI22前後の標準体型よりも、BMI23〜25程度の「やや小太り」の男性の方が、感染症やがんに罹患した際の体力消耗に耐えられ、生存率が高いことが判明しています。高齢期における過度な糖質制限や無謀なダイエットは、筋肉量を急激に減らすサルコペニアを誘発し、要介護への最短ルートとなる危険を孕んでいます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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