なぜイラストが薄っぺらい?深海の描き方で圧倒的奥行きを生むプロの秘訣

なぜイラストが薄っぺらい?深海の描き方で圧倒的奥行きを生むプロの秘訣

なぜイラストが薄っぺらい?深海の描き方で圧倒的奥行きを生むプロの秘訣について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

CLIP STUDIO TIPSで多数の支持を集めるクリエイター・Oyun Orka氏やBerserkR03氏のチュートリアル群を検証すると、共通して強調されているのが「水中に存在する色彩の多様性と彩色計画の重要性」です。

SNSやお絵描き相談コミュニティに寄せられる実際の声を集約すると、初心者がつまずくポイントは主に以下の3点に集中しています。

  • 「青の彩度が高すぎて目が痛い」現象:鮮やかな原色に近い青(#0000FF付近)を広い面積で使ってしまうと、デジタル特有のきつい画面になり、深海の静寂が損なわれます。上級者は彩度を意図的に50〜70%程度に落とし、グレーや緑味を含んだ「ニュアンスのあるダークトーン」を巧みに活用しています。
  • 「光が馴染まず浮いてしまう」問題:暗い背景の上にいきなり白のハードブラシで光を描くと、光が水中に溶け込まずに浮いて見えます。下地レイヤーに同系色の中間トーン(シアンや水色)のエアブラシで「光の座布団(グロー)」を敷いた上で中心に白を乗せるのが鉄則です。
  • 「前後感が消失して平面的になる」罠:前景・中景・後景の明度差・シャープネスの差が曖昧なため、空間が圧縮されて見えます。前述のegacoの教本でも示されている通り、奥にある被写体ほど「ソフトブラシでエッジを溶かし、背景色で薄くオーバーレイする」工程が不可欠です。
石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。