ビジュアル系シーンの黎明期から黄金期にかけて、数多のロックスターが群雄割拠する中にあっても、HEATHが放つ神秘的なオーラは別格でした。当時の雑誌グラビアや音楽番組の映像を振り返ると、陶器のように白い肌、シャープなフェイスライン、切れ長の涼やかな目元が際立ち、まさに「美形ベーシスト」の完成形と呼ぶにふさわしい存在感を誇っています。
公称身長175cm、体重50kg台前半をキープし続けたとされるスラリとしたモデル体型は、タイトなレザースーツやドレッシーなロングコートを完璧に着こなすための武器でした。関係者の証言によると、若い頃からジャンクフードを避け、筋力トレーニングと柔軟性を保つルーティンを毎日欠かさず行っていたといいます。後年になっても腹筋が割れた完璧なプロポーションを維持していたストイックさの原点は、20代前半の多感な時期にすでに確立されていました。
兵庫県尼崎市出身の本名・森江博(もりえ ひろし)は、幼少期から音楽に親しむ環境で育ちました。兄がギターを弾いていた影響で小学生の頃からロックに目覚め、中学生で本格的にベースを手に取ります。地元・関西のアマチュア界隈では、演奏技術の高さのみならず「尼崎に恐ろしく顔の整ったベーシストがいる」と瞬く間に噂が広がるほど、そのビジュアルは当時から群を抜いていました。