定期預金 金利 ランキングを検索すれば、上位はほぼネット銀行で占められている。確かに、金利だけで見ればネット銀行の優位は揺るがない。しかし、ランキング上位だからといって即決する前に、知っておくべき「見えない条件」がいくつかある。
まず、ネット銀行の高金利商品の多くは「新規口座開設からの預け入れ」や「期間限定キャンペーン」を前提としている。たとえば、あるネット銀行では新規口座開設から3カ月以内に預け入れた場合のみ0.9%が適用され、既存顧客は0.4%に留まる。また、別の銀行では1カ月物に限って1.0%を提示しているが、預入上限が300万円に設定されているケースもある。数字の見た目ほど実質的な恩恵が得られるとは限らないのだ。
さらに重要なのが、ネット銀行のシステム対応力と資金移動のスピードだ。アプリでの入出金が日常化している若年層には問題にならないが、高齢者やデジタルに不慣れな層にとって、問い合わせ窓口がチャットやメール中心であることは大きな障壁になる。あるシニア世代の利用者は「金利に惹かれてネット銀行にしたが、パスワード管理とアプリの操作だけで疲れてしまった。結局、近所の信用金庫に戻した」と語る。金利差は確かに重要だが、継続して管理できるかという視点も「どこがいいか」の答えに直結する。