長年、日本のドラマ界の頂点に君臨してきたTBS系「日曜劇場」。今期は従来の池井戸潤風の企業買収劇や復讐劇から一転、近未来のディストピアを描いたSFサスペンスという野心作を投入してきた。しかし、初回世帯視聴率は一桁台後半と、かつての看板枠としてはやや寂しいスタートを切っている。
この結果に、業界内からは「想定内」との声が上がる。世帯視聴率が伸び悩む一方で、10代から30代を対象にした個人視聴率は同時間帯トップを独走しているからだ。さらに、放送直後からSNSでは伏線回収に関する考察が飛び交い、トレンドワードを独占。リアルタイムでテレビの前に座る層と、スマホ片手に熱狂する層の乖離が、日曜劇場というブランドを通して浮き彫りになっている。