掲示板利用者の間で広く信じられている誤解に、「カカオトークはLINEと違って本名や電話番号を登録していないから、トラブルになっても切り捨てれば安全」というものがあります。しかし、サイバー心理学とデジタルフォレンジックの観点から見ると、これは極めて危険な思い込みです。
犯罪グループの手口は高度化しています。単にIDを交換するだけでなく、雑談の中で「最寄り駅の路線」「通っている大学や職場の業界」「休日に立ち寄るカフェ」などの断片的な情報を巧みに引き出し、ソーシャルエンジニアリングによって個人を特定します。
さらに近年多発しているのが、通話機能を利用した「ディープフェイク音声のサンプリング」や「通話中のプライベートな発言・画像の録画による脅迫」です。一度でも顔や声を記録されてしまうと、「匿名のアカウント」という防壁は一切意味を成さなくなります。