現在でこそ「大人の洗練された女性」「芯の強い母親」の象徴として認知されている亜希ですが、芸能界入りのきっかけは1980年代半ばの伝説的なオーディションでした。1984年、当時15歳(高校1年生)だった彼女は、応募総数18万人を超えた第3回「ミスセブンティーンコンテスト」に出場。同コンテストには工藤静香、国生さゆり、渡辺満里奈、松本典子など後のトップアイドルたちが名を連ねており、その中で本名の「木元亜希」として全国大会に出場を果たしました。
その後、1985年にCBSソニーから結成されたのが、工藤静香、柴田くに子(現:森丘祥子)、そして木元亜希の3人によるアイドルユニット「セブンティーン・クラブ」です。デビューシングル『バージン・クライシス』のジャケットや当時の歌唱映像を振り返ると、清純派の黒髪ボブカットとくっきりとした目鼻立ちが際立っており、現在の大人っぽい雰囲気とは一味違う、みずみずしい透明感が溢れていました。
活動期間は1年足らずと短期間でしたが、当時の関係者やファンコミュニティの証言によると「メンバーの中でも群を抜いて整ったプロポーションと上品な顔立ちを持っていた」と高く評価されていました。しかし、本人は歌やダンスよりもファッションや表現の世界に強い関心を抱いており、グループ解散後はアイドル路線に区切りをつけ、本格的なモデルの道へ舵を切ることになります。