ネット掲示板やSNSで定期的に議論を呼ぶのが、「Dカップは思っていたよりも控えめに見える」というトピックです。この噂の背景には、明確な身体構造上の理由が存在します。 日本のJIS規格(日本産業規格)において、ブラジャーのカップ数は「トップバストとアンダーバストの差」によって厳密に定義されています。Dカップの基準は差が16.5cm以上〜19.0cm未満(中心値17.5cm)です。
数値上はしっかりとした高低差があるものの、人間の視覚は「バスト単体の突出」だけでなく「全身の横幅とアンダーバストの対比」でボリュームを認識します。同じDカップであっても、アンダーサイズによってバストの総容量(体積)は全く異なります。
例えば「D65」と「D75」を比較した場合、アンダーが細いD65は肋骨周りが華奢なため、正面から見た際の胸の横幅(バージスライン)が狭くなります。その結果、服を着ている状態では凹凸が目立たず、第三者からは「スレンダーな体型」「普通のサイズ感」として映りやすいのです。 また、胸の土台となる底面積が広い人や、バスト上部(デコルテ付近)の脂肪が薄く下垂気味に脂肪がついているタイプの場合、トップとアンダーの差が17.5cmあっても視覚的な突き出し感が弱くなり、「小さく見える」という現象が起こります。