Q1:ポンプダウンが失敗したかどうかは、素人でも見分けることができますか?
A1:完全な判断にはマニホールドゲージ(圧力計)が必要ですが、簡易的な兆候は確認できます。室外機の配管を外した際、バルブ口から「プシュッ」という一瞬の空気音を超えて「シューーー」と冷媒ガスが勢いよく漏れ続ける場合や、配管接続部に白い霜(フロスト)が大量に付着する場合は、ガスが室外機に回収しきれておらずポンプダウンに失敗しています。重大なガス漏れ・凍傷の危険があるため、直ちにナットを締め直し、プロの業者へ連絡してください。
Q2:真冬の寒い時期でも、自分で取り外すためのポンプダウンはできますか?
A2:極めて難易度が高くなります。冬場は室温・外気温ともに低いため、通常運転では冷房コンプレッサーが起動しません。室内機の応急運転スイッチを長押しする「強制冷房モード」を使用する必要がありますが、機種によっては室温が16度以下だと保護回路が働き作動しない設計もあります。室内機周辺を暖房器具で温めてセンサーを誤認させる等の危険な民間療法も散見されますが、センサー破損や過熱事故の原因となるため推奨されません。冬場の撤去こそプロへの依頼が無難です。
Q3:賃貸物件に元から付いていたエアコンを勝手に取り外して処分しても良いですか?
A3:絶対に厳禁です。賃貸物件のエアコンには、オーナーが設置した「設備品」と、前の住人が置いていった「残置物」の2種類があります。設備品はもちろん、残置物であっても管理会社や大家の所有権下にあるケースがほとんどです。無断で取り外して売却・処分した場合は横領罪や器物損壊罪に問われる恐れがあり、退去時に新品同等品の弁償を求められます。必ず事前に管理会社へ書面やメールで確認を取ってください。
Q4:雨が降っている日にエアコンの取り外し作業を行っても問題ありませんか?
A4:原則として雨の日の作業は避けるべきです。取り外し時に配管の接続部を緩めた際、配管内部やバルブ内に雨水(大気中の湿気を含む)が一滴でも侵入すると、移設先で再設置した際にコンプレッサー内部で加水分解を起こし、冷媒系統の致命的な故障を招きます。また、電気系統のショートや感電、濡れた室外機を運ぶ際の滑落事故のリスクも跳ね上がります。