富士山静岡空港は過去、搭乗率の低迷や開港時の投資回収の遅れから「赤字空港」「税金の無駄遣い」と厳しい批判にさらされてきた経緯があります。2019年からは三菱地所や東急電鉄などの企業連合によるコンセッション(民営化運営)がスタートし、民間主導の商業施設拡充や路線誘致が進められましたが、直後にパンデミックの直撃を受け、厳しい収支管理を余儀なくされました。
しかし、ネット掲示板やSNS上で交わされる利用者の生の声(ネットの評判や反応)を丹念に追うと、数字上の論争とは全く異なる高評価が目立ちます。
- 「一度使うと羽田の混雑に戻れない」:駐車場からチェックインカウンター、保安検査場までの距離が異常に近く、小さな子ども連れや高齢の家族を連れた旅行で絶大な支持を得ている。
- 「FDAのサービスが快適」:大手キャリアに劣らない手荷物預け入れ枠や機内サービスがあり、LCC特有の窮屈さがない点が高く評価されている。
- 「便数が少ないのが唯一のネック」:「1日1〜2便しかないため、現地での滞在スケジュールが縛られてしまう」「欠航時のリカバリーが効きにくい」といった地方空港ならではの弱点を指摘する声も根強い。
単なる通過点としての巨大空港ではなく、「地域住民の生活圏に溶け込んだ手軽なエアポート」として、実利を重視するユーザーから確かな支持を獲得している様子がうかがえます。