どれほど熟練したプロであっても、犬が不意に動いた瞬間に深爪をして出血させてしまうアクシデントは起こり得ます。そこでパニックに陥らないために、事前の備えと正しい止血プロトコルを頭に叩き込んでおく必要があります。
万が一深爪をしてしまった場合の犬の爪切り出血時の対処法として、家庭内に必ず用意しておくべき薬品がクイックストップ止血剤(塩基性硫酸第二鉄を主成分とする止血パウダー)です。爪から血が滲んだら、まず清潔なガーゼやティッシュで出血点を数秒間強く圧迫します。その後、少量のパウダーを指先または綿棒に取り、出血している断面に押し当てて数秒間キープします。成分が血液中のタンパク質と瞬時に反応して凝固皮膜を作り、数秒で止血が完了します。止血剤がない状態での爪切りは極めてリスクが高いため、必ず器具とセットで手元に常備してください。
また、家庭内での処置が難航し、飼い主と愛犬の双方が精神的消耗をきたしている場合は、迷わずプロの技術を頼るべきです。ケアにかかる犬の爪切り頻度とタイミングは、散歩量や歩行環境にもよりますがおおむね「3週間から1ヶ月に1回」が基本となります。フローリングを歩く際に「カチャカチャ」と爪が当たる音が鳴り始めたら、処置が必要な合図です。
外注時の選択肢となる動物病院トリミングサロン爪切り料金および自宅処置の特徴を以下の比較表にまとめました。