長嶋茂雄氏の自宅は、東京都大田区田園調布3丁目に位置しています。東急東横線・目黒線の田園調布駅西口から西陣の手のひらのように広がる扇状の街路樹通り――通称「放射状道路」を抜けた、第1種低層住居専用地域の一角です。このエリアは政財界の重鎮や日本を代表する名家が居を構える、国内最高峰の邸宅街として知られています。
敷地面積はおよそ200坪超(約660平方メートル)。高い外壁と鬱蒼と茂る手入れの行き届いた植栽に囲まれ、外部からの視線を遮断する重厚な鉄製ゲートが構えられています。かつて亜希子夫人(2007年逝去)とともに暮らしたこの本邸は、地上2階・地下1階建ての威風堂々たる鉄筋コンクリート造。敷地内にはプライベートガレージのほか、現役監督時代に素振りを繰り返したとされるトレーニングスペースや中庭が配置され、昭和から平成のプロ野球の歴史が刻み込まれた記念碑的建築です。
観光地化を防ぐため、近隣では住宅地図やWeb地図を頼りに訪れるファンに対して静粛を求める看板も見受けられます。田園調布3丁目は名士のプライバシーが厳しく守られる防犯意識の極めて高い地域であり、過度な接近や無断撮影は地域社会の秩序を乱す行為として厳正に対処される体制が敷かれています。