ドンキ太田川の真実|ピアゴ転換の成否と駐車場・混雑の現地検証

ドンキ太田川の真実|ピアゴ転換の成否と駐車場・混雑の現地検証

ドンキ太田川の真実|ピアゴ転換の成否と駐車場・混雑の現地検証にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

現在の店舗形態に至る起点となったのが、親会社であるPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)グループ主導によるユニー再建策、すなわちピアゴ太田川店リニューアル経緯です。もともとラスパ太田川の核テナントとして2011年の開業時から営業していた「ピアゴ太田川店」は、知多エリアの伝統的な地域密着型スーパーとして高い信頼を得ていたものの、郊外型大型モールやドラッグストアの台頭によって収益構造の抜本的見直しを迫られていました。

2019年後半から進められた業態転換プロジェクトにおいて導入されたのが、ユニーの強みである「品質確かな生鮮三品(青果・鮮魚・精肉)」に、ドン・キホーテが得意とする「非食品・加工食品の驚安(きょうやす)価格とエンターテインメント性」を掛け合わせた「MEGAドン・キホーテUNY」のダブルネーム業態でした。単なる看板の架け替えにとどまらず、旧来の平面的で整然としたスーパーマーケットの売り場を根本から解体。天井近くまで商品を積み上げる圧縮陳列と、視覚に訴えかけるPOP洪水を持ち込み、店舗の坪効率を劇的に改善させたのです。

流通業界の取材データによると、この転換によって客層は一気に若返りを見せました。従来のピアゴ時代にメイン顧客だった60代〜70代の固定客を維持しつつ、それまで駅周辺を利用しながらも素通りしていた大学生(近隣の日本福祉大学キャンパス生など)や共働き子育て世代の獲得に成功。ファミリー型総合ディスカウントとしての新たな生命線を手に入れました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。