アウトオブ眼中の元ネタと真相!なぜ死語が令和に再燃しているのか

アウトオブ眼中の元ネタと真相!なぜ死語が令和に再燃しているのか

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日常会話やネットスラングとして定着したアウトオブ眼中の意味は、「まったく相手にしていない」「興味や関心が一切ない」「考慮や検討の対象外である」という強い否定を表す表現です。文字通り、英語の前置詞句「out of(〜の外へ、〜の範囲外)」と、古くから日本語にある「眼中(思考や配慮の範囲)」を合体させた、いわゆる和製英語と日本語のキメラ的な混種語にあたります。

では、アウトオブ眼中の語源と由来はどこにあるのでしょうか。言葉の発祥を追跡取材すると、いくつかの興味深いルーツが見えてきます。民俗言語学やストリートカルチャーの変遷を辿ると、原型となる「眼中ナシ」「アウト」といったフレーズは、バブル景気に沸いた1980年代後半の雀荘や競馬場、暴走族の集会などで断片的に使われていました。勝負事において「あの馬はもう圏外だ」「あの相手は相手にならない」というスラングが交錯する中で、自然発生的に組み合わされたのが発端です。

このアングラなスラングを一般社会へと一気に押し広げた触媒が、90年代流行語とギャル語の歴史でした。1990年代半ば、渋谷を中心とするコギャルカルチャーが全盛期を迎えると、女子高生たちは既存の言葉を大胆に再構成し、「チョベリバ(超ベリーバッド)」「MK5(マジでキレる5秒前)」といったリズミカルな略語を次々と生み出しました。その波に乗り、「あんなダサい男、アウトオブ眼中だし!」といった具合に、歯に衣着せぬ自己主張の武器としてアウトオブ眼中の元ネタがストリートの共通言語へと昇華したのです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。