ネット掲示板やSNSでは、定期的に「〇〇カップルが結婚発表した」「次の今日好き婚約カップルは誰か」といったトピックが浮上します。しかし、その多くはファクトチェックを経ていない誤情報です。誤解が生まれる背景には、主に3つの構造的な要因があります。
第1に、他番組との情報の混同です。代表的な事例が、同じABEMAの恋愛リアリティ番組『恋する❤️週末ホームステイ』(恋ステ)から誕生した「なのかじ」(梶田冬磨さん・青木菜花さん)夫妻の存在です。東京と大阪の遠距離恋愛を3年間貫いて2020年に結婚した彼らの美談は、メディアで大々的に報じられました。その記憶が視聴者の頭の中で「ABEMAの高校生恋愛リアリティー発の結婚」として『今日好き』としばしば混同されているのです。
第2に、YouTubeやTikTokのプロモーション演出による錯覚です。人気成立ペアがタイアップ企画でウェディングドレス姿を披露したり、指輪のPR案件を投稿したりすると、サムネイルや切り抜き動画だけを見た層が「電撃婚約か」と早合点して拡散してしまうケースが後を絶ちません。
第3に、今日好き破局理由の多くが不可視化されている点です。破局したカップルの大半は「遠距離によるすれ違い」「高校卒業に伴う環境変化」「活動の方向性の違い」を挙げます。しかし、ファン心理として「あんなに仲が良かったのだから、裏では関係が続いていて結婚するのでは」という願望が先走り、根拠のない復縁・婚約説を再生産してしまうのです。