レコードショップの店頭から、瞬く間にその姿を消した。2026年春に企画された限定12インチアナログ盤の再発は、予約開始からわずか数分で完売。オークションサイトでは早くもプレミア価格で取引されている。かつてCDで聴き狂った世代だけでなく、ジャケットのアートワークに惹かれた10代や20代がレコード針を落とす光景が、今の日常だ。
デジタル配信が主流の時代だからこそ、大瀧がこだわり抜いたモノラルとステレオの音響設計が、アナログという物理フォーマットで真価を発揮する。リスナーたちは、スピーカーから流れる空気の振動そのものを楽しんでいるのだ。