川崎で昼から安く飲みたいと考えたとき、真っ先に候補へ挙がるのが川崎駅東口エリアです。戦後復興期からの歴史を背負う老舗と、新世代のネオ大衆酒場が隣り合わせで競い合っており、コストパフォーマンスの高さは都内主要ターミナル駅を大きく凌駕します。
酒場案内人の間でも別格の存在として語り継がれるのが、川崎駅東口から徒歩数分の場所に佇む『丸大ホール本店』です。創業80年を超えるこの大衆食堂兼酒場は、なんと朝10時から暖簾を掲げています。壁一面にびっしりと貼られた短冊メニューは100品以上におよび、名物のモツ煮込みや自家製厚揚げ、大ぶりな刺身が昭和価格のまま提供されています。夜勤明けの工場勤務者、競馬ファン、休日の昼酒を楽しむ若者が同じ空間でグラスを傾ける光景は、川崎の原風景そのものです。
一方、短時間で手軽に喉を潤したい立ち飲み派には、仲見世通り周辺の立ち飲み酒場が支持を集めています。チューハイやハイボールが1杯200円〜300円台、アテも100円台から揃う名物店が点在し、千円札1枚で十分にほろ酔いになれる「川崎せんべろの真骨頂」を体感できます。地元常連客が愛する隠れた穴場店では、開店直後の12時台に訪れると、揚げたての串カツや日替わりの鮮魚小鉢を落ち着いた雰囲気で堪能できます。