生花のバラが本来の瑞々しさを保てる期間は、季節にもよりますが受取後およそ5日〜10日前後です。「赤バラが完全に萎れて変色する前」に適切な延命処置を施し、長期保存へのシフトを決断することが美しさを残す最大のポイントとなります。
受取直後は、茎の先端を水中で斜めに1cmほど切り戻す「水切り」を行い、余分な下葉を取り除いて花瓶の水に浸かる部分を清潔に保ちます。市販の切り花延命剤(抗菌剤・糖分配合)を使用することで、開花を安定させ花持ちを数日間延ばすことが可能です。
自宅で自作するドライフラワーの手順
手軽に記念を残したい場合、自宅でのハンギング法(吊り下げ乾燥)またはシリカゲル法が用いられます。
バラが開花しきった直後に、風通しが良く直射日光の当たらない部屋へ1本ずつ間隔を空けて逆さに吊るします。約1〜2週間で水分が抜け、アンティーク調のダークレッドに仕上がります。ただし、108本すべてを自宅で均一に乾燥させるには広大なスペースが必要となるため、選りすぐりの10〜12本程度を厳選してスワッグ(壁掛け)に仕立て直す手法が現実的です。
専門店によるプロのアフターブーケ加工(プリザーブドフラワー・押し花)
108本という一生の記念を退色させず、10年・20年単位で色鮮やかに残すには、専門のアフターブーケ工房への委託が推奨されます。加工依頼は「プロポーズ後2〜3日以内」の生花が新鮮なうちに発送・持ち込みを行うのが仕上がりのクオリティを左右する決定的な条件です。