裁判の員数や法廷の雰囲気は、日本の裁判史上でも類を見ないほど重苦しい空気に包まれていました。遮蔽スクリーンの向こうから発せられた被害者遺族の反応は、法廷にいたすべての者の胸をえぐるものでした。
「娘の未来を一瞬で奪った犯人を絶対に許すことはできない」「なぜ何の関係もない若いクリエイターたちが焼き殺されなければならなかったのか」——涙ながらに訴える遺族の意見陳述に対し、青葉真司は時折うつむき、法廷の証言台で以下のように供述しました。
「これほど多くの人が亡くなるとは思っていませんでした。今は取り返しのつかないことをしたと申し訳なく思っています」
しかし、自らの妄想の誤りを認めたのかと問われると、「当時は盗まれたと確信していた」「京アニに抗議したが受け入れられなかった」と自己正当化の言葉を繰り返す場面もあり、その謝罪が真に心からの悔悟に基づくものなのか、遺族側からは「言葉が軽すぎる」「反省のポーズに過ぎない」と厳しい憤りの声が相次ぎました。遺族たちの深い傷は、裁判が結審し判決が下された後も何一つ癒やされていません。