真光の話題を追う上で絶対に外せないのが、崇教真光と世界真光文明教団の違いです。世間一般では「真光」と一括りにされがちですが、両者は完全に独立した別の宗教法人として活動しています。
ルーツは、1959年に岡田光玉(本名:岡田良一)が立教した宗教運動にあります。岡田光玉が1974年に急逝した後、後継者の地位を巡って関口榮(せきぐちさかえ)氏と、岡田光玉の養女であった岡田恵珠(おかだけいしゅ)氏の間で激しい法廷闘争が発生しました。結果として和解が成立し、関口氏側が「世界真光文明教団」を継承して静岡県伊豆市(天城・中伊豆)に主座世界総本山を構え、岡田恵珠氏側が新たに「崇教真光」を設立して岐阜県高山市に世界総本山を建立しました。
文化庁発行の『宗教年鑑』や各種宗教学資料を参照すると、組織の規模や海外拠点の数では崇教真光が上回っています。そのため、テレビや大手メディアで「真光の式典に政治家が参列した」と報じられる事例の多くは高山の崇教真光であり、それが伊豆の世界真光文明教団の出来事として誤認・混同されているケースが後を絶ちません。