神山号の出社日に立ち会えたなら、絶対に見逃せないのが「にんじんの餌やり体験」です。神馬舎の正面には、参拝者が神馬と直接ふれあえる受付が設けられており、初穂料(1皿100円〜200円程度)を納めることで、短冊状にカットされた新鮮なにんじんを購入することができます。
参拝者が皿を差し出すと、神山号は大きな黒い瞳を瞬かせながら、鼻息荒く首を伸ばしてきます。元競走馬とは思えないほど温厚で、指先を噛まないよう唇を器用に使ってにんじんを絡め取る姿は、老若男女を問わず見る者を虜にします。現地では「本当に手が柔らかい感触に包まれる」「目が驚くほど澄んでいて引き込まれそうになる」といった感嘆の声が絶えません。
ただし、安全かつ神聖な場を乱さないために、現地では以下の作法を厳格に守る必要があります。
- 平手の上に皿を載せる:にんじんを直接指でつまんで差し出すと、馬が誤って指ごとくわえてしまう危険があります。皿を両手または平手で安定させて差し出すのが鉄則です。
- フラッシュ撮影・ドローン飛行の絶対禁止:馬は非常に臆病な生き物です。不意の閃光や機械音に驚いて暴れると重大な事故に繋がります。境内上空でのドローン飛行は航空法および神社規約により事前許可制となっており、神馬舎周辺での無許可飛行・撮影は厳格に禁止されています。
- 背後に回らない・大声を出さない:神馬舎の柵越しであっても、急激な大声や奇声、背後からの接近は馬にプレッシャーを与えます。静かに敬意を持って接することが求められます。