断崖の女王を枯らす失敗の約7割は、冬の管理に起因しています。晩秋を迎えると、生き生きとしていたシルバーリーフが次第に黄変し、茎ごとポロリと崩れるように落ちていきます。初心者が最も焦る瞬間ですが、これは植物が過酷な冬を乗り切るための生理現象であり、断崖の女王 葉が落ちる原因の多くは正常な休眠導入です。
地上部が完全に枯れ落ちた後は、断崖の女王 休眠期の管理へと移行します。塊根のみとなった株は光合成を行わないため、水分の吸収力がほぼゼロになります。この状態で「塊根が縮むのが心配」と水を与えてしまうと、吸水できずに根が窒息し、塊根の内部からドロドロに腐敗してしまいます。
断崖の女王 冬越しを無事に成功させるための温度管理基準は、最低気温5℃以上です。暖地であれば無加温の室内でも越冬可能ですが、夜間に冷え込む窓際ではガラス越しに冷気が降り注ぎます。就寝時は部屋の中央に移動させるか、鉢を不織布やプチプチ緩衝材で覆うといった防寒対策が効果的です。塊根が小ぶり(直径3cm未満)の若い実生株の場合は、完全断水するとイモが過度に痩せて春の目覚めが悪くなるケースがあるため、月に1回、晴天の午前中に表土を湿らす程度の極微量の水やりを行うのが安全です。