なぜ事実とはかけ離れた過激なワードが消えずに残り続けるのか、そこにはネット検索のアルゴリズムとユーザー心理が生み出す情報格差の罠が存在します。
人間には「有名人の完璧な私生活の裏に何かスキャンダルがあるのではないか」と探りたくなる心理バイアス(ネガティビティ・バイアス)があります。そのため、平さんのように非の打ち所がない幸福な家庭を築いている著名人ほど、逆説的に「裏の顔」「夜の生活」「夫婦の危機」といった過激な検索ワードが試行されやすくなります。
さらに、検索エンジンは一定数のクリックが集まった単語を「関連性の高い候補」として自動表示するため、一度サジェストに載ると雪だるま式に検索回数が増加します。つまり、「過激なサジェストが存在すること=スキャンダルや問題発言の事実が存在すること」では決してないという点を、現代のネットユーザーは冷静に見極める必要があります。